投稿日:2022年5月3日 | 最終更新日:2022年5月24日
この記事では犬や猫としあわせに過ごすために必要な5つのルールについて解説していきます。
新型コロナウイルスが猛威を振るう世界で在宅生活を余儀なくされ、日常生活に癒しを求めるひとはとても多くなってきています。当ブログのおもなテーマであるアニマルセラピーも、心の疲弊を感じているひとたちの精神的安楽に効果があるとされています。
しかし実際、犬や猫などの愛護動物を気軽に飼っても良いものなのでしょうか?
札幌市で無料配布されている広報さっぽろ(2022年5月号)に掲載されていた愛護動物を飼うときに知っておきたい5つのルールについて参照し、まとめてみました。
犬猫ちゃんたちと関わるときに大切なマナーについてみていきましょう。
目次から気になる項目だけでもチェックしてみてくださいね。
習性などを正しく理解し、最後まで責任を持って飼う
飼う前から正しい飼い方などの知識を持ち、飼い始めてからは、動物の種類に応じた適切な飼い方で健康・安全に気を配りましょう。
人間の性格や習慣が多種多様であるのと同じように、犬や猫にもそれぞれ特有の習性があります。
飼い主は犬猫ちゃんの習性を理解したうえで飼うことを検討しましょう。
この特有の習性を知らずに犬や猫を飼うと思わぬトラブルにつながることもあるりますので、事前に把握しておきましょうね。
犬や猫などの愛護動物を捨てることは犯罪です。
やむを得ない事情であっても、動物を逃したり置き去りにしたりすることは、その動物の命に関わるだけではなく、近隣の地域やほかの生物の生息地にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
飼い主は動物がその命を終えるまで適切に飼育する「終生飼育」に努めなければなりません。
ひとに危害を加えたり、近隣に迷惑をかけたりしないようにする
むやみにほえたり、かみついたりしないためのしつけをしましょう。
また、糞尿や毛などで、近隣の生活環境や公共の場所を汚してはいけません。
犬猫ちゃんを飼うとかならず「かみつき」や「糞尿」の課題が出てきます。これは生物である以上必ずあることなのですが、それがひとや公共の施設へ影響を与えてしまってはいけません。
かならずしつけをしましょう。
🐕犬のしつけポイント
・外では必ずリードをつける
・私有地や公共の場で排泄をさせない
・鳴き声で迷惑をかけないようにしつける
🐈猫のしつけポイント
・家の中で飼う
病気や感染症の知識をもつ
動物とひとの双方に感染する病気の正しい知識を持ち、自分や周囲の人、動物への感染を防ぎましょう。
犬猫のもつもっとも警戒すべき病気は狂犬病です。狂犬病に犬が感染した場合や、その犬にひとが噛まれて発症した場合、動物・ヒトどちらもマヒや運動失調などの症状が出て、最終的にはほぼ100%死に至ります。
犬猫や自分自身、周囲の人を守るために、生後91日以上の犬には、登録と年1回の予防接種が義務付けられているので、毎年4月〜6月には動物病院で接種してください。
盗難や迷子を防ぐため、所有者を明らかにする
動物の飼い主がわかるように、マイクロチップ、名札などの標識をつけましょう。
犬や猫ちゃんたちの行動や居場所を24時間把握することはできません。
ずっと同じ場所にいるとストレスになってしまいます。
もし犬や猫が目の届く範囲からいなくなってしまったときでも、名札などをつけていると安心ですよね。
ブリーダーやペットショップなどから購入する犬や猫には、マイクロチップの装着が義務付けられています。
マイクロチップを装着すると、識別番号から飼い主の名前、住所、電話番号などが辿れるため、犬や猫が迷子になったときや災害時に飼い主の元に戻せる可能性が高くなります。
むやみに繁殖させない
飼い主が動物にかけられる時間や用意できる場所には限りがあります。飼育しきれない数にならないように、避妊・去勢手術などを受けさせましょう。
むやみに繁殖させると野良になってしまう可能性があり、保護や殺処分の対象となってしまうかもしれません。
猫は年に2〜4回出産し、1回に4〜8匹の子どもを産むほど繁殖力が強いです。
1匹で飼っているから関係がない、病気ではないのに手術をしたくないと考えるひともいますが、家猫として迎えるには、野生下とは違う幸せな暮らしを提供することも必要です。
避妊・去勢は無秩序な出産を防ぐだけでなく、ストレスや病気のリスク、尿を周りにかけるといった発情期に強まる行動を減らすなど、ひとにとっても猫にとってもメリットが多いです。
まとめ:動物は責任を持って飼いましょう
以上、犬と猫のしあわせに必要な5つのルールについて、札幌市で配布している広報の引用や抜粋を元に解説してみました。わたしたちに癒しをもたらしてくれる愛護動物たちですが、飼い方をきちんと理解していないと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
もういちど整理してみますね。(クリックすると解説まで戻れます)
正しい知識を得て、犬猫ちゃんたちを迎え入れてあげましょうね!
参考URL(ebooksより無料で閲覧可能です)
「特集 犬と猫のしあわせに必要な5つのルール」広報さっぽろvol.746 2022年5月
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